グアムの2月|祝日情報とルルドの聖母フィエスタ

グアムには2月の祝日がありません
グアムの官公庁カレンダーを見渡すと、2月にも公式祝日はありません。 1月から12月まで見渡すと、祝日のない月は2月・4月・6月・8月・10月の 5つありますが、2月はその中でも最初に巡ってくる月にあたります。 ただし2月については、もうひとつ確認しておきたい「情報の食い違い」が あります。
海外の汎用カレンダー集約サイトの中には、2月第3月曜日(2026年で 言えば2月16日)を「グアムの祝日」として掲載しているところがあります。 「ワシントン誕生日(Washington's Birthday)」、いわゆる「プレジデンツ デー」です。しかし結論から言うと、これはグアム準州政府(GovGuam)の 祝日ではありません。
この食い違いの正体はこうです。ワシントン誕生日は、アメリカ連邦法 (合衆国法典第5編6103条)で定められた連邦政府の祝日で、グアム連邦 地方裁判所などグアムにある連邦機関はこの日を休日として扱います。 一方、グアム税務局(guamtax.com)やグアム政府退職基金(GGRF)が 公表しているグアム準州政府の2026年祝日一覧(1/1, 1/19, 3/2, 5/25, 7/3, 7/21, 9/7, 11/2, 11/11, 11/26, 12/8, 12/25の12日)には、2月の 祝日は含まれていません。つまり「連邦政府の祝日」と「グアム準州政府の 祝日」は別物で、DMVやレンタカーカウンター、一般の商店が従うのは 後者です。海外の汎用カレンダーサイトは、アメリカ全土に共通する連邦 祝日の一覧をそのまま「グアムの祝日」として転記してしまっていることが あり、これが食い違いの原因と考えられます(実際、同じような理由で、 2017年に廃止されたはずの「コロンブスデー」を今も10月のグアムの祝日 として載せているサイトも見つかっています)。
そのため、2月にグアムを訪れても、官公庁・レンタカーカウンター・ お店は通常営業と考えて差し支えありません。祝日特有の混雑や休業を 気にせず動きやすい月と言えます。
北部の村祭り「アワー・レディ・オブ・ルルド フィエスタ」

祝日こそありませんが、2月のグアムで見逃せないのが、島内最大・最北の 村イゴ(Yigo)で開かれる「アワー・レディ・オブ・ルルド(ルルドの 聖母)フィエスタ」です。2026年は2月14日(2月第2土曜日)、 アワー・レディ・オブ・ルルド・カトリック教会(Chalan Pale Ramon, Yigo, Guam)を中心に開催されます。
フィエスタ当日の夕方、聖母像を担いだ行列が教会周辺を練り歩き、 ロザリオの祈りと香の匂いに包まれます。教会の敷地には、フランス・ ルルドの洞窟を模した「グロット」があり、フィエスタの時期には新鮮な 熱帯の花で飾られる、祈りと癒やしの場となっています。行列のあとには、 豚肉・鶏肉・リブのBBQやココナッツミルク煮のタロイモ、ライスケーキ など、チャモロ料理がふるまわれる盛大な祝宴が開かれます。
イゴとグアム解放をつなぐ記憶
イゴの教会は1920年に開設され、それまでハガニアまで礼拝に通って いた地域の人々の、身近な信仰の拠点となりました。しかし1944年8月、 教会は太平洋戦争末期の戦闘に巻き込まれて破壊されてしまいます。当時、 日本軍が最後まで組織的な抵抗を続けたのが、まさにこのイゴと、その 北にあるサンタロサ山一帯でした。近くのマタグアック・ヒルは日本軍に よる組織的抵抗が最後に行われた場所とされ、1975年に米国国家史跡に 登録されています。グアム全島が「安全確保」と宣言されたのは1944年 8月10日のこと。7月21日に祝われる「グアム解放記念日」という祝日の 記憶は、実はこの北部の村にも深く刻まれているのです。教会はその後 再建され、今の姿になりました。10月にウマタックを訪ねると3月の祝日 (グアム歴史・チャモロ遺産の日)の記憶に出会うように、2月にイゴを 訪ねると7月の祝日(グアム解放記念日)の記憶に出会う、というのも 興味深いところです。
2月上旬には、島の中西部の谷あいの村マイナ(Maina)でも「アワー・ レディ・オブ・ピュリフィケーション(お清めの聖母)フィエスタ」が 開かれます。2026年は2月7日(2月第1土曜日)が目安。カトリックの 「主の奉献の祝日」にちなみ、ミサの中で蝋燭を祝福する「ブレッシング・ オブ・ザ・キャンドル」が行われるのが特徴で、イゴに比べて小規模で 家族的な雰囲気の祭りです。
村祭りの日程は教会が毎年定めるため、年によって前後 することがあります。訪問前に グアム政府観光局公式サイトでも最新情報をご確認ください。
2月の気候とレンタカー利用のポイント

2月のグアムは乾季の真っただ中で、1年でもっとも雨が少なく過ごし やすい時期とされています。気温はおおむね24〜29度、月間の降雨量は 100mm前後まで落ち着き、蒸し暑さを感じにくいのもこの時期ならでは。 空気が澄んでいるぶん、シュノーケリングやダイビングの視界も1年で 最も良好とされる季節です。
熱帯低気圧の接近も2月は歴史的に少ない月です。NWS Guamが示す長期資料では、熱帯低気圧は年間を通じて発生し得る一方、活動は夏から秋、とくに8〜11月に多くなります。2月は相対的に穏やかですが、「発生しない月」ではないため、旅行前には最新の予報を確認してください。
レンタカーで移動する際は、次の点を意識すると安心です。
- 日中の日差しが強いため、サングラスや日焼け止めを準備しておく
- 路面が乾いて走りやすい時期だが、フィエスタ当日は教会周辺の駐車場・道路が混み合うので早めの行動を心がける
- 視界が良く景色を楽しみやすい時期なので、北部イゴから南部まで足を延ばすドライブにも向いている
- 屋外のグロットや史跡を巡る際は、日中の強い直射日光対策も忘れずに
2月にグアムへ行くなら、レンタカーは早めの比較を
祝日も台風の心配もほとんどない2月は、1年の中でも運転しやすく 観光しやすい時期です。イゴのフィエスタが行われる週末は、北部方面へ のアクセスが集中することもあります。料金や車種を比較し、早めに 予約しておくのがおすすめです。
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