Hafa adai,
今回はここ数年人気の観光スポットとなっているエメラルドバレー(Emerald Valley)についての紹介です。タモンから車を走らせること約30分。少し距離はありますが、一号線をひたすら南下するだけなのでとても簡単に行くことができるおすすめスポットです。
タモンからタムニング、ハガニア、アサンを超えるとピティという村に入ります。ピティに入って海岸線をしばらく走ると火力発電所の煙突が右側に見え、そこから西へ伸びる道路に入ると行き着く先は商業港アプラ港。そのためその周辺は終日コンテナを積んだトラックなどが行き交っています。
紹介するエメラルドバレーはこのアプラ港へ続く道に入ったすぐのところにあります。ちなみに一号線からエメラルドバレーに行くまでの景色も格別!タモンの海もきれいですが、ここもまた一味違った美しさ。思わず車を止めて写真を1枚パチリ。
さて、この景色のすぐ先がエメラルドバレーです。ご覧ください!こちらがエメラルドバレー!水が透明に透き通り、エメラルドグリーンに輝いています。
実はこの日、天気は良かったのですが雲が多くてスコールがパラつくことも。撮影時もちょうど太陽に大きな雲がかかり小雨が。もし太陽の光が差していれば水面はキラキラと輝き、色ももっともっと美しい輝きを放ちます。
この美しい色がエメラルドバレー(Emerald Valley)と呼ばれる所以ですが、バレー(Valley)と言ってももちろん渓谷や谷ではありません。アプラ港へと続くこの長く突き出た陸地は、戦前はグアム島から離れた島だったそう。戦後にグアム島と道路で繋がり、ちょうどその繋ぎ目の水路のような部分がこのエメラルドバレーになります。美しいこの水路に沿って歩くこと数十メートル、その先は海へと続きます。
海水なのでもちろん、海の浅瀬にいる小さなトロピカルフィッシュたちも気持ち良さそうに泳いでいます。とてもきれいなので思わず水に入りたくなりますが、実は大人も足が全然着かないほどの深さがあり、ウミヘビやウニがいることもあるので遊泳には向いていませんのでご注意を。
こうして眺めていると、なぜここだけこのような美しいエメラルドグリーンなのか気になります。色は水の透明度、深水、海底の色、太陽光の屈折や反射などさまざまな要素が組み合わさって生み出されるようで、もちろん、季節、天候、時間によって異なる色を見せてくれます。これぞ自然の神秘!
車でこの周辺を通る時は、ぜひ行きだけでなく帰りも立ち寄ってみてください。行きに見た色とは異なる美しさに出会えると思います。
ちなみにエメラルドバレーのすぐ横に空き地のようなスペースがあり、そこに駐車することができます。